橋梁補修・補強工事
落橋防止装置設置工事、支承取替工事、橋脚、床版補強工事、コンクリート剥落防止工事、繊維シート接着補強工事、ひび割れ補修工事などに対応致します。
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- 落橋防止装置設置工事
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落橋防止装置とは、構造部材や地盤の破壊に伴う予期できない構造系の破壊が生じた場合でも、 上部構造の落下を防止するために設けます。
桁かかり長の確保、落橋防止構造、変位制限構造および段差防止構造から構成され橋の形式 ・支承のタイプ・地盤条件などに応じて適切に選定されさまざまな橋梁で設置が行われております。
当社では、罫書き、アンカー削孔、アンカー定着、罫書き、鋼桁孔明け、溶接、高力ボルト締付作業 により、鋼製ブラケット及び落橋防止システムの設置工事を行っております。
また、RC構造の落橋防止装置においても、表面処理、アンカー削孔、アンカー定着、鉄筋、型枠、 コンクリート打設を行い、RC落橋防止構造の施工も行っております。
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- 支承取替工事
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腐食や劣化損傷が著しい状態の支承や、ベアリングプレートの割れまたは、下沓サイドブロックと 桁との接触により、可能不良や荷重支持機能の低下した支承のほか、近年の車両の大型化や 交通量の増加等により耐荷不足の支承の耐震性の向上を計るために支承取替工事が行われ ております。
当社では、補強部材の取付、仮受け台の設置、桁のジャッキアップ、支承撤去、支承アンカー増設、 沓座モルタル打設、支承据付作業により、新しい鋼製支承及びゴム支承への取替工事を行っております。 また、ブレーカーはつり工法、コア削孔機によるラインカット工法、ウォータージェット工法などニーズに合った 工法で支承の撤去を行っております。
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- 鋼板接着補強工事
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鋼板接着補強とは、コンクリート部材の引張り縁などに鋼板をエポキシ樹脂などで接着し、既設部材と一体化 させて耐荷性能や剛性などの回復や向上を図り、ひび割れなどの耐久性向上の性能も改善するなどの目的 で施工されます。 当社では、床版補強においての下地処理、鋼板取付からエポキシ樹脂注入。
橋脚の柱及び梁部においての 下地処理、鋼板取付からエポキシ樹脂注入または、無収縮モルタル注入まで一貫して工事を行っております。
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- コンクリート剥落防止工事
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コンクリート構造物は、自然環境の下で、時間の経過に従い、外部からの雨水等の浸入や、塩分や中性化等 の劣化因子により内部の鉄筋が腐食することによって、コンクリートが剥落してしまうという現象を生じることが あります。
剥落を未然に防止することを目的に、コンクリート表面に柔軟で強靱な樹脂の層を設けたり、 連続シートを含浸接着したりとさまざまな工法が活用されています。
当社では下記の工法、材料を用いた施工を行っております。
【FF-VSE工法】 【レジガードHGはく落防止システム】 【レジガードシステム】 【ボンドキープメントVM-3工法】【タフガードスマートバルーン工法】 【タフガードQR工法】 【タフレジンME-A工法】 【デンカHV工法】
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- 繊維シート接着補強工事
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繊維シート接着補強とは、鋼板接着補強同様、コンクリートの耐荷性能や剛性などの回復や向上を図り、ひび割れ などの耐久性向上の性能も改善する目的で施工されますが、強じんで軽量な連続繊維シートをエポキシ樹脂などを 用いて貼付するので、すべての作業を人力で行えます。
当社では下記の工法、材料を用いた施工を行っております。
【リペラーク工法(炭素繊維シート補強)】 【トウシート工法(炭素繊維シート補強)】 【FFシステム(炭素繊維シート補強)】【FFシステム(アラミド繊維シート補強)】 【フィブラシート工法(アラミド繊維シート補強)】
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- ひび割れ補修工事
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既設コンクリート構造物のひび割れの要因や特性に対し、「注入工法」「充填工法」「表面含浸」などひび割れ補修に 有効な工法及び材料を選定し、施工します。
当社では下記の工法、材料を用いた施工を行っております。
【低圧注入工法】 【高圧注入工法】 【止水工法】 【Uカット充填工法】 【Vカット充填工法】【ボンドシリンダー工法】 【ビックス工法】
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- コンクリート断面修復工事
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断面修復工事は、既設コンクリート構造物の欠損したコンクリート断面,または,許容限度以上の劣化因子を含む コンクリート部分を除去し,埋戻しにより当初の性能および形状・寸法に回復することを目的としています。
当社では下記の工法、材料を用いた施工を行っております。
【左官工法】 【プレパックド工法】 【モルタル注入工法】
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- コンクリート面保護塗装工事
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コンクリート面保護塗装とは、コンクリート表面へ材料の塗布し劣化因子を遮断することによりコンクリートの耐久性 を向上させることを目的としています。
当社では下記の工法、材料を用いた施工を行っております。
【レジガードシステム】
土木・建築維持修繕工事
アンカー工事(鉄骨ブレース耐震補強工事、増設壁耐震補強工事)。モルタル注入工事(鉄骨ブレース耐震補強工事、増設壁耐震補強工事)などに対応致します。
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- 建築耐震・補修工事
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当社では、「鉄骨ブレース耐震補強工事」や「増設壁耐震補強工事」での、あと施工アンカー工事から、鉄筋、型枠、 モルタル注入、エポキシ樹脂注入などの工事を行っております。 また、建築現場において、「繊維シート補強工」「鋼板接着補強」など補強工事。「ひび割れ補修」「表面保護塗装」 などの補修工事も行っております。
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- トンネル修繕工事
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トンネルにおいても当社では、橋梁補修で培った技術を生かし、劣化・腐食したコンクリートの耐久性向上及び 劣化因子を遮断することにより、長寿命化に努めております。 当社では 「線導水工(発泡ゴム型)」「ひび割れ補修工」「止水注入工」「鋼板接着工」「繊維シート補強工」「剥落対策工」 「コンクリート表面保護工」「流末処理工」「横溝切り工」 の工事を行っております。
各種専門工事
コンクリートコアーボーリング、ウォータージェット工事、注入工事、鉄筋、型枠、コンクリート打設工事などに対応致します。
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- コンクリートコアーボーリング
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ダイヤモンドビッドを用いて、コンクリート構造物への孔明けが可能です。
現場では、落橋防止装置などのアンカー削孔、PCケーブルやPC鋼棒を通す貫通孔の削孔、テストピースの採取、 既存のコンクリート撤去のラインカット、導水などの水抜き孔の削孔など、さまざまな用途で用いられています。
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- ウォータージェット工事
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水を使用するので粉塵の発生が無く、鉄筋を傷つけることなくコンクリートはつり作業が可能です。 マイクロクラックの発生も無ので、土木、建築の分野で幅広く使われています。
繊維シート接着工事や増厚コンクリート工事の表面処理にもよく用いられます。 また、既設の繊維シートの除去や塗膜の除去などでも活躍しています。
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- 注入工事
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電動ポンプや手動ポンプを使用して無収縮モルタルや樹脂の注入工事を行っております。
当社では、各種アンカー工事のエポキシ樹脂注入、鋼板接着工事においては無収縮モルタル注入やエポキシ樹脂注入、また、建築耐震補強工事や既存コンクリートの欠損部や遊間などの注入など、型枠、シールから注入仕上げの作業を行います。
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- 鉄筋・型枠・コンクリート・他一般土木
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コンクリート巻立て補強工事、コンクリート打ち替え工事、RC構造の縁端拡幅工事、RC突起型落橋防止装置など、補強や補修工事では、さまざまなコンクリート構造物が施工されております。
当社では、下地処理、アンカー工事、鉄筋、型枠、コンクリート打設のほか、付随する一般土木工事についても 施工をしています。
計測・探査・試験
鉄筋探査工、引張試験工、アンカーボルト長さ測定工、3D計測工、など各種計測試験に対応いたします。
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- 鉄筋探査工
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落橋防止装置等を取り付けるために、アンカーボルト埋設用の穴を削孔します。
その際、橋脚等の躯体内部に埋設されいてる鉄筋、塩ビ管、電設管等を削孔時に損傷しないよう、電磁波レーダー探査機を用いて鉄筋位置を調査します。鉄筋位置をチョークで罫書き、鉄筋の位置を避けて削孔を行います。
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- 引張試験
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橋脚等に埋設定着されたアンカーボルトと既設コンクリートとの固着力が設計荷重を満たしているか引張試験機を用いて、試験を行います。
試験後にコンクリートのひび割れや抜けが無いかをチェックし強度に問題ないかを確認します。
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- アンカーボルト長さ測定
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橋脚等に定着されたアンカーボルトが設計通りの長さを満たして埋設されているかどうかを超音波測定器を用いて、確認試験を行います。
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- カメラ式高精度3D測定システム
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専用のカメラとシステムを用いて、削孔穴の位置、定着後のアンカーボルトの位置、既設構造物の位置等を計測します。
高精度な位置情報を、取り付ける落橋防止装置の図面に落とし込むことで鋼製ブラケットのボルト穴位置等の微修正を行い、取り付け時の不具合リスクを大幅に低減します。
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- 3Dプリンタによるオリジナル治具の開発
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弊社技術部では、各種計測に用いる治具や、アンカー定着工などで施工精度を高めるためのオリジナルの治具を開発しています。
・アンカー定着用 オリジナル固定治具(横向き・上向き対応)
・アンカー定着材注入用オリジナル治具
・3D計測用オリジナル治具(アンカーボルトの先端・根元計測)